「遺品整理したいけどゴミ屋敷でどうしたらいいかわからない…」
「ゴミ屋敷の遺品整理が後回しになってしまっている…」
とゴミ屋敷に頭を悩ませている方が多いでしょう。
亡くなった後になり、故人の家がゴミ屋敷となっていたと気づくケースがあります。「あとでやろう」「いつか片付けなければいけない」とゴミ屋敷の片付けはなかなか前向きになれないもの。
簡単に処分できるものであれば困りませんが、遺品の整理も行って片付けるとなると大変ですよね。
そこで今回は、ゴミ屋敷になっていた故人の家の遺品整理方法4選を徹底解説!処分に困るゴミ屋敷の片付け方がわかれば、遺品整理が前進しますよ。
【要注意】ゴミ屋敷は相続しなくても遺品整理する義務がある
結論から伝えるとゴミ屋敷を相続しなくても、ゴミを片付ける義務が発生してしまいます。なぜなら相続放棄してもあなたには、相続放棄された財産の『管理責任』があるからなんです。
管理責任とは、地域の安全や衛生に対して悪影響がないように、持ち主が空き家を適切に管理する責任のことです。民法第940条 によれば、あなたがゴミ屋敷を相続放棄しても、次の相続人が相続するまではあなたに管理する責任があるということになります。
そのため、相続放棄したからといってゴミ屋敷を掃除しなくてもいいわけではないんですね。
ゴミ屋敷を遺品整理せずに手放す方法とは?
「結局、ゴミ屋敷は片付けないといけないの?」
「だったら相続した方がいいの?」
と疑問に思う方もいるでしょう。
実はゴミ屋敷を相続放棄した上で、片付ける必要のない方法もあります。ここでは、ゴミ屋敷を遺品整理せずに相続しない方法を解説しますね。以下の2つが遺品整理せずに相続しない方法です。
- 相続財産管理人を選任して相続放棄する
- 訳あり物件専門の不動産業者に買取してもらう
それぞれひとつずつ見ていきましょう。
相続財産管理人を選任して相続放棄する
相続財産管理人とは相続放棄をして相続人がいなくなった場合、亡くなった方の財産や借金の清算をおこなう人のことです。ゴミ屋敷ごと遺産を相続放棄した後で、相続財産管理人を専任することで、ゴミ屋敷の管理責任をあなたから相続財産管理人へ移行できるんですね。
そのため相続放棄した後のゴミ屋敷の遺品整理を相続財産管理人へ一任できるため、あなたが片付ける必要がなくなります。相続財産管理人は、相続人のいない遺産を管理して、最終的に国庫へ帰属させることになるので、ゴミ屋敷が国の所有物になるという仕組みです。
しかし相続財産管理人を選任するには、お金がかかるだけでなく家庭裁判所への申立てが必要だったりと手続きが多くあります。
遺産をすべて相続できない上にお金や時間がかかってしまうので、とりあえずゴミ屋敷ごと相続して、遺品整理から売却した方が良い場合もあるので注意しましょう。
訳あり物件専門の不動産業者に買取してもらう
一般的な不動産会社とは違い、事故物件や欠陥住宅といった訳あり物件を積極的に買い取ってくれる業者がいます。訳あり専門の業者であれば、買取拒否されてしまうゴミ屋敷も買い取ってもらうことができるんです。
ゴミの清掃まで請け負ってくれるので、ゴミ屋敷を遺品整理せずにそのまま買取してもらうことができるので、一度相続してから売却してもいいでしょう。
ゴミ屋敷の遺品整理をする方法4選
「ゴミ屋敷はどうやって処分したらいいの?」
と困っている人もいるでしょう。
ここからは、遺品整理を任されてしまったゴミ屋敷の処分方法を解説します。処分方法のメリットデメリットまで解説していくので、自分に合った処分方法を見つけてくださいね。処分方法は以下の4つです。
- 自力で行う
- 家族・親族に協力を得る
- 不用品回収業者に依頼する
- 遺品整理業者に依頼する
それぞれ見ていきましょう。
自力で行う
ゴミ屋敷の遺品整理を自力で行うのは、かなりの時間と労力を使います。可能ではありますが、あまりおすすめはできません。
メリット
遺品整理を行うのに、費用がかからないことが最大のメリットです。資金的に余裕のない方には最適な方法となっています。
デメリット
プロの業者でも、ゴミ屋敷の遺品整理は複数人で数日かけて行うのが一般的です。そのため、自力で行うと遺産整理に長期間かかってしまいます。
費用
自力で行うので、費用はかかりません。しかし、物を運搬したり、粗大ゴミを捨てる際に費用がかかることがあるので、注意が必要です。
家族・親族に協力を得る
ゴミ屋敷の遺品整理を自力で行うと、多くの時間を使ってしまうので、家族や親族に協力を仰ぐと良いでしょう。1人では対応が難しかったことも簡単に片付けることができます。
メリット
自力で行うよりも人数が多いので、短期間での対応が可能です。また遺品を捨てるか捨てないかの判断などが一緒にできるので、トラブル防止にも繋がります。
デメリット
1日では遺品整理が終わることはほとんどないので、数日に渡り日程を合わせなければなりません。そのため、日程が空き、遺品整理が終わるまで長期間に及ぶことがあります。
費用
自力で行う時と同様で、費用はかかりません。しかし道具や捨てる物によっては、その度に費用が発生します。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼することで、不要な遺品を簡単に処分できます。遺品の中で処分する物としない物を分別すれば、回収してくれるんですね。
メリット
分別するだけで処分などは全て行ってくれます。自力で行うときは、地域のゴミ捨ての日時に合わせ処分していた物を、一気に片付けてくれるんですね。
デメリット
回収から処分まで一通り任せられるものの、他の処分方法と比べ、費用が少し高いのがデメリットです。免許を持っていない悪徳業者がいるので、依頼前に免許の有無を確認しましょう。
免許のない悪徳業者は正規の処分ルートを持っていないため、不法投棄など犯罪行為を行う業者がいます。免許の有無だけは最低限行うようにしましょう。
費用
タンスやソファ、冷蔵庫などの単体であれば10,000円程度になります。しかしゴミ屋敷になると費用は、ゴミの量や部屋の状況によって大きく金額が変動するんですね。そのため、まずは直接業者に問い合わせて見積もりを出してもらいましょう。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理を専門とする業者なので、回収から遺品の整理まで全て行ってくれます。高齢者や女性1人で周りに手伝ってくれる人がいない方にとって便利なサービスになっています。
メリット
遺品整理業者に依頼する最大のメリットは、遺品整理士の資格を持ったスタッフが他の遺品も全て引き取ってくれることです。家具・家電などの大きな遺品の処分も依頼できるので、重くて運べない物も全て対応してくれるんですね。
不用品回収業者とは違い専門の資格を持っているので、遺品や相続などの相談もできますよ。
デメリット
業者のなかには、遺品整理士の資格を持たない悪徳業者がいます。基本的に遺品整理士の資格がなくても違法にはなりませんが、資格のない悪徳業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる危険性があるんですね。
悪徳業者があなたの家から持ち運んだ家具を不法投棄した場合、依頼主であるあなたも不法投棄の関与が疑われ、罪に問われる可能性があります。そのため、業者を選ぶ際は慎重に選びましょう。
またゴミ屋敷は対応していない業者がいるので、事前の確認をおすすめします。
ゴミ屋敷の遺品整理方法一覧表
「結局、どの方法を選んだらいいんだろう…」
と悩んでいる方もいるでしょう。ゴミ屋敷の遺品整理の方法について4つ紹介しましたが、迷ってしまう人もいますよね。そこで4つの処分方法を、見比べられるように表にしてみました。
方法 | メリット | デメリット | 費用 |
---|---|---|---|
自力で行う | 費用が安価で済む | 多くの時間を費やす | なし |
家族・親族に協力を得る | 1人で行うより時間がかからない | 業者に依頼するより労力を使う | なし |
不用品回収業者に依頼する | 回収に家まできてくれる | 分別は自分で行わなければならない | 1万円〜 |
遺品整理業者に依頼する | もまとめて整理できる | ゴミの単品の処分は割高 | 1万円〜 |
上記のようにメリットがあればデメリットもあるため、あなたの状況に合わせて選んでみてください。
遺品整理業者に依頼する時の選び方
ゴミ屋敷を遺品整理業者に依頼する際は、悪徳業者に注意しましょう。悪徳業者に依頼してしまうと、遺品を乱雑に扱ったり、高額請求をしたりとトラブルに巻き込まれてしまうので、慎重に選んでいきましょう。
以下の3つポイントを注意するだけでも悪徳業者か見極められるので参考にしてくださいね。
- 遺品整理士の資格を持っている
- 会社の情報が明確である
- 口コミ・評判は極端に悪くない
上記のポイントを満たしていれば、悪徳業者である可能性は低いので、最低限調べてから依頼するようにしましょう。依頼を検討している遺品整理業者のHPなどを見て、納得した上で依頼するのがおすすめです。
おすすめの優良遺品整理業者3選
「遺品整理業者ってどこが良いの?」
「おすすめの遺品整理業者が知りたい!」
といった方のために最後におすすめの遺品整理業者を紹介します。
紹介する業者はゴミ屋敷の片付けも行っている遺品整理業者なので、ゴミ屋敷の遺品整理で困っている方にはぴったりな業者となっています。以下の3社がおすすめの業者です。
- 対応の速さで選ぶなら『Growingup』
- 丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
- 顧客満足度で選ぶなら『Notrash』
1社ずつ解説していきますね。
対応の速さで選ぶなら『Growingup』
事業名 | Growing up |
運営会社 | YTK株式会社 |
所在地 | 東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階 |
サービス内容 | 不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング 残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品 |
料金 | 9500円〜 |
受付時間 | 24時間対応 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
Webサイト | https://growingup-clean.net/ |
Growing upは、忙しくてなかなか時間の取れない方におすすめできる業者です。日中の対応が多い遺品整理業者の中で、Growing upは、早朝や深夜帯でも対応してくれるんですね。
仕事を休んで遺品整理しなくてはならないので、タイミングが合わず困っている方もいるでしょう。しかしGrowing upでは仕事の終わった後などの都合のいい時間で気軽に依頼できるんですね。
マンションやアパートなどの賃貸で生活されていた方の遺品整理を行っていて、時間に余裕のない方でも気軽に利用できます。遺品整理の依頼を検討されている方は下記の公式サイトでサービスの詳細を確認してくださいね。
丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
事業者名 | きれスタ |
運営会社 | YTK株式会社 |
会社所在地 | 東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階 |
サービス内容 | 不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング 残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品 |
料金 | 9500円〜 |
受付時間 | 24時間対応 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
特徴 | とにかく料金が安く、対応も丁寧 |
Webサイト | https://kiresuta.info/01/ |
きれスタは、業者に依頼することが不安な方でも安心して利用できるおすすめの業者です。人件費削減などの理由から、派遣社員やアルバイトが作業員として働いている業者もある中で、きれスタでは全スタッフが自社の正社員となっています。
どのスタッフも教育を受けてから現場に出ているため丁寧で親切な対応を受けることができるんですね。遺品整理士の資格も所持しているので、故人の遺品を丁寧に扱うことはもちろん、適切な対応を受けることができます。
また、上記の画像のように回収した物の中から再利用可能なものを海外のNPO団体に寄付する活動も行っています。使わなくなった車が困っている誰かのためになるのは嬉しいことですよね。
きれスタのサービス内容や詳しい料金などは下記の公式サイトから確認してみてくださいね。
顧客満足度で選ぶなら『Notrash』
事業名 | No Trash |
運営会社 | YTK株式会社 |
所在地 | 東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階 |
サービス内容 | 不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング 残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品 |
料金 | 9500円〜 |
受付時間 | 24時間対応 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
Webサイト | https://no-trash.info/02/ |
No Trashは、少しでもトラブルの心配がある方におすすめできる業者です。処分するつもりの車でも、故人を尊重して大切に扱って欲しいですよね。
遺品整理業者の中には、資格を持たずに不用品回収だけ行っている業者がおり、誤って大切な遺品を処分してしまったり、破損させたりといったトラブルが起こりやすいんですね。しかしNotrashは、悪徳業者もいる業界の中で98.7%という驚異的な顧客満足度を誇っている業者なんです。
お客様第一の姿勢を忘れないNotrashは故人にとっても、あなたにとっても理想的なサービスを提供してくれるんですね。見積もりから作業完了までの流れを知りたい方は下記のサイトをご覧ください。
まとめ
今回は故人のゴミ屋敷の遺品整理方法について解説してきました。
各処分方法のメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った方法を見つけてくださいね。今回紹介した業者は、ゴミ屋敷の片付けから遺品整理まで幅広く行っているので、ぜひ参考にしてくださいね。
以下の業者から自分に合った会社を探してみるといいでしょう。
- 対応の速さで選ぶなら『Growingup』
- 丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
- 顧客満足度で選ぶなら『Notrash』
1社に絞るのではなく、3社で比較検討するとより良い業者に依頼することができますよ。
この記事を読んでいるあなたの助力になれたら幸いです。