家の遺品整理方法7選!注意点からおすすめ業者の選び方まで紹介

「故人の家ってどうしたらいい?」
「故人の家をどう整理していいのかわからない…」
「故人の家をどうにかしたい!」

この記事を読んでいるあなたはこのように思っているでしょう。

大切な家族が亡くなったあとには、故人が大切にしていたさまざまな遺品が残ります。遺品の中には、貴金属や骨董品など一般的に価値のある物から、洋服や靴など普段の生活に欠かせない身の回りの物、タンスなどの大型家具や家電まで数々のものがありますよね。

実際に遺品整理をしようと思っていても、どこから整理すれば良いのか、どのように整理すれば良いのかわからない人が多いはず。そこで今回は、亡くなった方の家にある遺品を整理していく6つの方法を徹底的に解説していきます。メリット・デメリットからかかってくる費用までわかりやすく紹介するので、参考にしてくださいね。

目次

【要注意】家の遺品整理は相続人以外は行えない

遺品整理を行う前に知っておいて欲しい大事な注意点があります。注意点とは、相続人以外は遺品整理を行うことができないということです。手伝ったり依頼された場合はできますが、基本的に故人の物は、相続した方の所有物となります。

そのため、許可なく勝手に遺品整理を行うと、家族や親族との遺産相続のトラブルに発展し、家族間でも法廷まで進むケースがあるので注意が必要です。

家の遺品整理を行う方法6選

「故人の家を整理するにはどうしたら良いの?」

と困っている方に向けて、まずは遺品整理する方法を7つ紹介していきます。あなたの状況に合わせて、適切な方法を選んでくださいね。紹介する方法は、以下の6つです。

  • 自力で行う
  • 家族・親族に協力を得る
  • 不動産会社に依頼する
  • 解体業者に依頼する
  • 不用品回収業者に依頼する
  • 遺品整理業者に依頼する

それぞれひとつずつ解説していきます。

自力で行う

故人の家を自力で遺品整理することは不可能ではありません。物の数や大きな家具・家電などが少なければ、遺品整理を一人で終わらせることもできます。

メリット

自力で行うことで業者に頼むよりも費用を抑えて片付けることができます。遺品の量が多く1人では難しい場合は、業者や家族に頼りましょう。

デメリット

専門の業者でも複数人で協力して作業を行います。そのため、一般の方がひとりで行うには、かなりの時間と体力が必要となるので、注意が必要です。

費用

自力で行う場合は、費用はかかりません。ゴミ袋などの道具は準備しなくてはいけないので、準備費用が少しだけ必要となります。

家族・親族に協力を得る

自力での遺品整理が難しい方におすすめできる方法です。親族や兄弟などに手伝ってもらうことで、業者などに依頼せず整理できます。

メリット

業者に依頼すると費用がかかってきますが、家族や親族と協力して行うことで、遺品整理にかかる費用を抑えることができます。また、遺品を家族間で確認をとりながら整理ができるので、トラブル防止につながるんですね。

デメリット

業者に依頼するよりも多くの時間を使うことになるため、遺品整理が長期間に及ぶ可能性が高いです。また大きな家具・家電を持ち運ぶ際に怪我や家屋を傷つける危険性があります。

費用

自力で行うのと同様、費用はかかりません。片付けに必要な道具のみ自分達で準備する必要があります。

不動産会社に依頼する

故人が賃貸に住んでいた場合、不動産会社に依頼して家を片付けてもらうことができます。費用がかかるので、相談しながら決めましょう。

メリット

退去日なども込みで請求されるので、一回の支払いのみで終わります。大切なものだけ運び出すことであとは任せられるので、時間のない方におすすめの方法です。

デメリット

不動産会社は、遺品整理専門の会社ではないので、費用が割高です。資金的に負担を増やしたくない人は別の方法を選択すると良いでしょう。

費用

不動産会社によって料金は大きく変わってしまうので、問い合わせしてくださいね。数十万円は少なくともかかってくるので、検討する時間を作りましょう。

解体業者に依頼する

解体業者に依頼すると、故人の家を丸ごと取り壊すことができます。不用品もそのままでも対応してくれるので手間なく片付けられるんですね。

メリット

手間なく悩みの種である家を処分できます。必要なもののみ回収したらあとは全て任せましょう。

デメリット

取り壊した場合、取り消しはできないので、親族や家族と十分に話してから取り壊しの決断を取りましょう。

費用

具体的な費用は、業者によって大きく変動してしまうので、検討している業者に問い合わせてください。また住宅街の家が密集した地域では、解体ができない場合もあるので確認してくださいね。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者は、どんなに多くの遺品があっても基本的に費用を支払えば回収してくれます。大きな家具・家電が複数あり、運び出したりするのが難しい場合は、依頼すると良いでしょう。

メリット

処分する家具・家電が大量にある家の整理におすすめです。量が多くても事前に伝えておけば、対応してくれるのでひとりでも簡単に処分できます。

デメリット

回収から処分まで一通り任せられるものの、他の処分方法と比べ、費用が少し高いのがデメリットです。免許を持っていない悪徳業者がいるので、依頼前に免許の有無を確認しましょう。

免許のない悪徳業者は正規の処分ルートを持っていないため、不法投棄など犯罪行為を行う業者がいます。免許の有無だけは最低限行うようにしましょう。

費用

タンスやソファ、冷蔵庫などの単体であれば10,000円程度になります。業者によって料金体制は大きく変わってしまうので、依頼を検討している業者に実際いくらかかるのか問い合わせてみると良いでしょう。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理を専門とする業者なので、回収から遺品の整理まで全て行ってくれます。高齢者や女性1人で周りに手伝ってくれる方がいない際には、便利なサービスになっています。

メリット

遺品整理業者に依頼する最大のメリットは、遺品整理士の資格を持ったスタッフが他の遺品も全て引き取ってくれることです。家具・家電などの大きな遺品の処分も依頼できるので、重くて運べない物も全て対応してくれるんですね。

不用品回収業者とは違い専門の資格を持っているので、遺品や相続などの相談もできますよ。

デメリット

業者のなかには、遺品整理士の資格を持たない悪徳業者がいます。基本的に遺品整理士の資格がなくても違法にはなりませんが、資格のない悪徳業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる危険性があるんですね。

悪徳業者があなたの家から持ち運んだ家具を不法投棄した場合、依頼主であるあなたも不法投棄の関与が疑われ、罪に問われる可能性があります。そのため、業者を選ぶ際は慎重に選びましょう。

費用

遺品整理業者に依頼すると費用がかかってきます。料金相場としては、下記の表のように遺品の量によって変動するんですね。

スクロールできます
パック名軽トラパック大型軽トラパック1tパック1.5tパック2tパック4tパック
料金9,500円~24,800円~34,800円~39,800円~59,800円~問い合わせ必須。
予算が決まっている場合は予算内に合うものを提示します。
目安大型の家具や家電を数点という方や、ワンルームのお部屋相当ワンルームのお部屋よりは多いが、1t迄は超えない量粗大ゴミや家電が大量にある方や、2Kや2DK程度のお部屋2人分相当の不用品回収や、使わなくなった家具家電をまとめて処分したい方数部屋にわたる量の不用品や、事務所・オフィス・店舗移転など
家まるごとの遺品整理や、ゴミ屋敷の掃除

上記の料金はあくまで参考価格なので問い合わせてどのくらいの費用が必要になるのか概算費用を出しましょう。1社のみの見積もりしか依頼しないと比較検討できないので、複数社から見積もりを取ると正確な料金が見えてきますよ。

家の遺品整理方法一覧表

「結局、どの方法を選んだらいいんだろう…」

と悩んでいる方もいるでしょう。家の遺品を処分する方法について6つ紹介しましたが、迷ってしまう人もいますよね。そこで5つの処分方法を、見比べられるように表にしてみました。

方法メリットデメリット費用
自力で行う費用が安価で済む多くの時間を費やすなし
家族・親族に協力を得る1人で行うより時間がかからない業者に依頼するより労力を使うなし
不動産会社に依頼する1回の手続きで済む費用が請求されることがある状況によって変動。数十万円
解体業者に依頼する家を取り壊すことができる取り消しができない状況によって変動
不用品回収業者に依頼する回収に家まできてくれる分別は自分で行わなければならない1万円〜
遺品整理業者に依頼するまとめて整理できるひとつだけの遺品の整理は割高1万円〜

上記のようにメリットがあればデメリットもあるため、あなたの状況に合わせて選んでみてください。

遺品整理業者に依頼する時の選び方

遺品整理業者の中には悪徳業者がいます。悪徳業者は、遺品を乱雑に扱ったり、高額請求をしたりと依頼するだけでトラブルに巻き込まれてしまうので、慎重に選んでいきましょう。以下の3つポイントを注意するだけでも、悪徳業者かどうか判断ができるので参考にしてくださいね。

  • 遺品整理士の資格を持っている
  • 会社の情報が明確である
  • 口コミ・評判は極端に悪くない

上記のポイントを満たしていれば、悪徳業者である可能性は低いので、最低限調べてから決めるようにしましょう。依頼を検討している遺品整理業者のHPなどを見て、納得した上で依頼するのがおすすめです。

おすすめの優良遺品整理業者3選

「遺品整理業者ってどこが良いの?」
「おすすめの遺品整理業者が知りたい!」

といった方のために最後におすすめの遺品整理業者を紹介します。以下の3社がおすすめの業者です。

  • 対応の速さで選ぶなら『Growingup』
  • 丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
  • 顧客満足度で選ぶなら『Notrash』

1社ずつ解説していきますね。

対応の速さで選ぶなら『Growingup』

出典元:Growing up
スクロールできます
事業名Growing up
運営会社YTK株式会社
所在地東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階
サービス内容不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング
残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品
料金9500円〜
受付時間24時間対応
対応エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
Webサイトhttps://growingup-clean.net/

Growing upは、忙しくてなかなか時間の取れない方におすすめできる業者です。日中の対応が多い遺品整理業者の中で、Growing upは、早朝や深夜帯でも対応してくれるんですね。

仕事を休んで遺品整理しなくてはならないので、タイミングが合わず困っている方もいるでしょう。しかしGrowing upでは仕事の終わった後などの都合のいい時間で気軽に依頼できるんですね。

マンションやアパートなどの賃貸で生活されていた方の遺品整理を行っていて、時間に余裕のない方でも気軽に利用できます。

遺品整理の依頼を検討されている方は下記の公式サイトでサービスの詳細を確認してくださいね。

丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』

出典元:きれスタ
スクロールできます
事業者名きれスタ
運営会社YTK株式会社
会社所在地東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階
サービス内容不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング 残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品
料金9500円〜
受付時間24時間対応
対応エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
特徴とにかく料金が安く、対応も丁寧
Webサイトhttps://kiresuta.info/01/

きれスタは、業者に依頼することが不安な方でも安心して利用できるおすすめの業者です。人件費削減などの理由から、派遣社員やアルバイトが作業員として働いている業者もある中で、きれスタでは全スタッフが自社の正社員となっています。

どのスタッフも教育を受けてから現場に出ているため丁寧で親切な対応を受けることができるんですね。遺品整理士の資格も所持しているので、故人の遺品を丁寧に扱うことはもちろん、適切な対応を受けることができます。

きれスタNPO活動写真

また、上記の画像のように回収した物の中から再利用可能なものを海外のNPO団体に寄付する活動も行っています。使わなくなった宝石が困っている誰かのためになるのは嬉しいことですよね。

きれスタのサービス内容や詳しい料金などは下記の公式サイトから確認してみてくださいね。

顧客満足度で選ぶなら『Notrash』

No trash
出典元:Notrash
スクロールできます
事業名No Trash
運営会社YTK株式会社
所在地東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階
サービス内容不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング
残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品
料金9500円〜
受付時間24時間対応
対応エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
Webサイトhttps://no-trash.info/02/

No Trashは、少しでもトラブルの心配がある方におすすめできる業者です。処分するつもりの不要な物でも、故人を尊重して大切に扱って欲しいですよね。

遺品整理業者の中には、資格を持たずに不用品回収だけ行っている業者がおり、誤って大切な遺品を処分してしまったり、破損させたりといったトラブルが起こりやすいのです。

しかしNotrashは、悪徳業者もいる業界の中で98.7%という驚異的な顧客満足度を誇っている業者なんです。お客様第一の姿勢を忘れないNotrashは故人にとっても、あなたにとっても理想的なサービスを提供してくれるんですね。

見積もりから作業完了までの流れを知りたい方は下記のサイトをご覧ください。

まとめ

今回は故人の家の遺品整理方法について解説してきました。

各処分方法のメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った方法を見つけてくださいね。亡くなった方の家で遺品整理を行っている方は、遺品整理業者に依頼してまとめて整理するのがおすすめです。今回紹介した以下の3社から自分に合った会社を探してみるといいでしょう。

  • 対応の速さで選ぶなら『Growingup』
  • 丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
  • 顧客満足度で選ぶなら『Notrash』

1社に絞るのではなく、3社で比較検討するとより良い業者に依頼することができますよ。

この記事を読んでいるあなたの助力になれたら幸いです。

清野文哉
メディア編集部
不用品回収作業員歴5年

【取得免許】
・産業廃棄物収集運搬業
・古物商許可
・遺品整理士

新卒で清掃会社として4年働き、その後独立。EcoRushで「分別方法」「不用品回収の知識」など網羅的で専門的な内容についての記事を執筆しています。興味のある方は、ぜひ見てください!
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