ペットの遺品整理はどうする?8つの対応方法と供養方法も紹介

「飼い主のなくなったペットはどうしたら良いの?」
「ペットの遺品整理は何から手をつけたら良いの?」
「ペットのおもちゃや洋服の処分はどうしている?」

このように思っている方が多いのではないでしょうか。

ペットも家族の一員。そのため、どの遺品をとっておき、どの遺品を処分するのかと整理に困る方も多いはず。

そこで今回はペットにまつわる遺品整理の方法を網羅的に解説します!飼い主がなくなったケースからペット自体がなくなったケースともに紹介していくので、困っている方は参考にしてくださいね。

目次

ペットの飼い主が亡くなった場合の遺品整理方法3選

「故人のペットはどうしよう…」

と困っている方に向けてまずは、なくなった方が飼っていたペットをどうしたら良いのか解説します。紹介する方法は以下の3つです。

  • 保護センターへ連れて行く
  • NPO法人へ相談する
  • 里親を募集する

それぞれ解説していきます。

保護センターへ連れて行く

自治体が運営している保健所や地域の保護センターは、飼えなくなったペットを引き取るための施設ではありません。なぜなら、野良犬や野良猫が地域に増加すると、感染症などの原因となるからです。

保健所や保護センターは上記の事態を避けるために動物を保護しているので、理由がない限りは飼えなくなったペットを引き取ってもらえません。

メリット

故人のペットなどは気軽に引き取ってくれます。親族で誰も飼えない場合など、どうしても対応できない際に引き取りを依頼しましょう。

デメリット

保健所などでは、ある一定期間保護された犬や猫は殺処分となります。人間の都合で命を落とすことになってしまうので、簡単に依頼できません。

費用

ペットの年齢によって引き取り料は変動します。引き取り料は以下の通りです。

  • 生後1歳〜10歳未満:2万〜35万円
  • 10歳以上:10万〜40万円
  • 1歳未満:2万〜5万円

上記のように年齢によって金額が変動します。また犬種や大きさによっても変動するため地域の保健所に問い合わせると良いでしょう。

NPO法人へ相談する

引き取ってくれる団体がないかインターネットやSNSで探してみましょう。引き取りに対応していなくても、どうすればよいのか相談にのってくれる場合があります。

メリット

ペットに関する悩みや相談に乗り、状況に合わせた最善策を回答してくれます。誰でも対応してもらえるので、気軽に相談しましょう。

デメリット

飼い主の理由によっては、引き取りが断られることがあります。飼い主が亡くなってしまった場合などには対応してもらえることがほとんどなので、気軽に相談してみましょう。

費用

各団体によって大きく異なります。価格などはオープンにしていないことがほとんどです。有料と記載があるだけで、具体的な値段がわからないことがほとんどなので、実際に問い合わせて確認しましょう。

里親を募集する

引き取ってくれる人やブリーダーがいないかインターネットやSNSで探してみましょう。

また愛護団体などでは、里親さんの情報をもっているところであれば、希望にそった引き取り先を紹介してくれることもあるので、相談してみてくださいね。

メリット

個人間の取引になるので、殺処分などのリスクがなく命を存続することができます。そのため罪悪感なく問題を解決することができますよ。

デメリット

他の方法と違い、里親が見つかるまではどうすることもできないので、すぐに対応したい方には向いていません。一時的でも預かることができる人にはおすすめの方法です。

費用

里親によって変わってきます。基本的に個人間での取引になるのでトラブルにならないように、金銭のやりとりには気をつけましょう。

ペットが亡くなった場合の遺品整理方法6選

ここからは、ペットが亡くなった場合の遺品整理方法を解説していきます。今回紹介する方法は、以下の6つです。

  • ペット用品を処分せず思い出の品として残す
  • 火葬場で一緒に燃やす
  • 家庭ゴミとして捨てる
  • フリマアプリなどで売却する
  • 遺品整理業者に依頼する

ペット用品を処分せず思い出の品として残す

気持ちの整理がつかない場合は無理に処分する必要はありません。整理し綺麗な状態で保存しておく選択肢もあります。

メリット

無理に捨てることにならないので、気持ちが楽になります。一度遺品を整理することで気持ちが整理されることもあるので、まずは整理してみましょう。

デメリット

自宅の収納スペースがないと保存に困ってしまうケースがあります。自宅に収納スペースがある方は、おすすめできる方法です。またサマリーポケットなどを利用することで、収納スペースがなくても保存できますよ。

費用

自宅で保存す場合、費用はかかりません。自宅に保存できない方で、サマリーポケットなどの外部サービスを利用する場合は別途費用がかかります。

火葬場で一緒に燃やす

飼い主にとって、気持ち的には簡単に処分できる方法です。ペットの火葬とともに遺品も火葬できるので、気持ちが切り替えられない方は依頼すると良いでしょう。

メリット

燃える遺品の場合は一緒に依頼することができます。火葬と共にできるので、供養の意味も込めて処分できるんですね。

デメリット

金属やプラスチックなど燃えないものは基本的に依頼できません。また燃えるものでも火葬場で断られる場合もあるので、事前に確認を取りましょう。

費用

遺品を燃やすのに費用はかかりません。しかし無許可ではできないので、事前に火葬場に許可を取りましょう。

家庭ゴミとして捨てる

もっとも簡単な処分方法です。思い出の品などで無い場合は、一般ゴミとして処分しても問題ありません。しかし、ケージなどの大きなものは自治体に問い合わせて処分方法を確認してくださいね。

メリット

ゴミ袋に入るサイズであれば簡単に処分できます。燃えるゴミと燃えないゴミの分別だけして処分しましょう。

デメリット

デメリットは特にありません。しかし思い出の品の場合、精神的に辛いことがあるので、無理はしないようにしましょう。

費用

一般ゴミと同じなので、費用はかかりません。

ケージも解体することで簡単に捨てられるので、参考にしてください。

フリマアプリなどで売却する

遺品整理で出てきたペット用品の中には、まだ使えるものや比較的新しいものもあります。目立った汚れなどがなく、使える状態であれば、メルカリなどのフリマアプリで売却可能です。

メリット

他の遺品の処分にかかってくるお金の足しにできます。状態によって買取価格などは変動してしまうので、送料などが高くついて損しないように注意が必要です。基本的にペット用品は無料で処分できるので、計算しましょう。

デメリット

売却金額があまりにも少ないと送料や手数料で損することがあります。アプリの手数料や送料を事前に調べ対策しましょう。

費用

販売することに費用はかかりません。しかし手数料を把握していないと損してしまうので、販売価格を工夫しましょう。

遺品整理業者に依頼する

ペットの遺品を処分する方法として、遺品整理業者に依頼することが挙げられます。遺品整理を専門とする業者なので、回収から全て行ってくれるんですね。

メリット

遺品整理業者に依頼する最大のメリットは、遺品整理士の資格を持ったスタッフが他の遺品も全て引き取ってもらえることです。些細な遺品の処分も依頼できるので、遺品整理が手間だと感じている人は利用すると良いでしょう。

デメリット

遺品整理を行ってくれる便利なサービスですが、中には遺品整理士の資格を持たない悪徳業者がいます。基本的に遺品整理士の資格がなくても違法にはなりませんが、資格のない悪徳業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる危険性があるんですね。

悪徳業者が不法投棄した場合、依頼主であるあなたも不法投棄の関与が疑われ、罪に問われる可能性があるため、業者を選ぶ際は慎重に選びましょう。

費用

遺品整理業者に依頼すると費用がかかってきます。料金相場としては、下記の表のように遺品の量によって変動するんですね。

スクロールできます
パック名軽トラパック大型軽トラパック1tパック1.5tパック2tパック4tパック
料金9,500円~24,800円~34,800円~39,800円~59,800円~問い合わせ必須。
予算が決まっている場合は予算内に合うものを提示します。
目安大型の家具や家電を数点という方や、ワンルームのお部屋相当ワンルームのお部屋よりは多いが、1t迄は超えない量粗大ゴミや家電が大量にある方や、2Kや2DK程度のお部屋2人分相当の不用品回収や、使わなくなった家具家電をまとめて処分したい方数部屋にわたる量の不用品や、事務所・オフィス・店舗移転など
家まるごとの遺品整理や、ゴミ屋敷の掃除

基本的にペットの遺品は一般ゴミで処分することができます。どうしても手間がかかるのが面倒な方は依頼しましょう。

ペットの遺品整理方法一覧表

ここまで5つの方法を解説してきましたが、いかがだったでしょうか。今回紹介した方法を以下の表にまとめました。

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方法メリットデメリット費用
ペット用品を処分せず思い出の品として残す思い出の品が残しておける場所が取られるなし
火葬場で一緒に燃やす供養の意味も込めて処分できるプラスチックなどは不可能なし
家庭ゴミとして捨てる簡単に捨てられるなしなし

フリマアプリなどで売却する
遺品整理にかかったお金の足しにする出品などする時間がかかってしまうなし
遺品整理業者遺品整理の資格を持っている人が行ってくれる他の方法にくらべると費用が高い9,000円〜

上記のように基本的に処分する費用はかからないので、自分にあった適切なものを選択しましょう。ペットの遺品が大量にありすぎて処分に困っている方は、業者を使うと良いでしょう。

ペットの遺品整理を業者に依頼する時の注意点

遺品業者の中には悪徳業者がいます。

悪徳業者は、遺品を乱雑に扱ったり、高額請求をしたりと依頼するだけでトラブルに巻き込まれてしまうので、慎重に選んでいきましょう。以下の3つポイントを注意するだけでも悪徳業者か見極められるので参考にしてくださいね。

  • 遺品整理士の資格を持っている
  • 会社の情報が明確である
  • 口コミ・評判は極端に悪くない

上記のポイントを満たしていれば悪徳業者である可能性は低いので、最低限調べてから決めるようにしましょう。依頼を検討している遺品整理業者のHPなどを見て、納得した上で依頼するのがおすすめです。

おすすめの優良遺品整理業者3選

「遺品整理業者ってどこが良いの?」
「おすすめの遺品整理業者が知りたい!」

といった方のために最後におすすめの遺品整理業者を紹介します。以下の3社がおすすめの業者です。

  • 対応の速さで選ぶなら『Growingup』
  • 丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
  • 顧客満足度で選ぶなら『Notrush』

1社ずつ解説していきますね。

対応の速さで選ぶなら『Growingup』

出典元:Growing up
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事業名Growing up
運営会社YTK株式会社
所在地東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階
サービス内容不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング
残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品
料金9500円〜
受付時間24時間対応
対応エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
Webサイトhttps://growingup-clean.net/

Growing upは、忙しくてなかなか時間の取れない方におすすめできる業者です。日中の対応が多い遺品整理業者の中で、Growing upは、早朝や深夜帯でも対応してくれる業者です。

マンションやアパートなどの賃貸で生活されていた方の遺品整理は、退去までの時間との戦いも大変なポイントのひとつ。日中は仕事などで時間の取れない方でも、仕事の終わった後などに気軽に依頼できるんですね。

また当日対応や24時間いつでも予約ができるなど顧客に寄り添ったサービスを提供しているのが特徴です。遺品整理の依頼を検討されている方は下記の公式サイトでサービスの詳細を確認してくださいね。

丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』

出典元:きれスタ
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事業者名きれスタ
運営会社YTK株式会社
会社所在地東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階
サービス内容不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング 残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品
料金9500円〜
受付時間24時間対応
対応エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
特徴とにかく料金が安く、対応も丁寧
Webサイトhttps://kiresuta.info/01/

きれスタは、業者に依頼することが不安な方でも安心して利用できるおすすめの業者です。遺品整理業者の中でも、遺品整理士認定協会が優良事業所として認定している業者は、丁寧で的確な作業を行います。

きれスタは、優良事業所として認められている遺品整理業者のひとつなんですね。そのため、故人の遺品を丁寧に扱うことはもちろん、ペットの遺品でも適切な対応を受けることができます。

きれスタNPO活動写真

また、上記の画像のように回収した物の中から再利用可能なものを海外のNPO団体に寄付する活動も行っています。故人の遺品が困っている誰かのためになるのは嬉しいですよね。

きれスタのサービス内容や詳しい料金などは下記の公式サイトから確認してみてくださいね。

顧客満足度で選ぶなら『Notrash』

No trash
出典元:Notrash
スクロールできます
事業名No Trash
運営会社YTK株式会社
所在地東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階
サービス内容不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング
残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品
料金9500円〜
受付時間24時間対応
対応エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
Webサイトhttps://no-trash.info/02/

No Trashは、少しでもトラブルの心配がある方におすすめできる業者です。遺品は故人との思い出の詰まった大事な品なので、一度処分を誤ってしまうと取り返しがつきません。

遺品整理業者の中には、資格を持たずに不用品回収だけ行っている業者がおり、誤って大切な遺品を処分してしまったり、破損させたりといったトラブルが起こりやすいんですね。悪徳業者もいる業界の中で、Notrashは98.7%という驚異的な顧客満足度を誇っている業者です。

お客様第一の姿勢を忘れないNotrashは故人にとっても、あなたにとっても理想的なサービスを提供してくれるんですね。

見積もりから作業完了までの流れを知りたい方は下記のサイトをご覧ください。

まとめ

今回は、ペットにまつわる遺品整理を解説しました。今回紹介した方法の中からあなたにあった方法を選んでみると良いでしょう。ペット遺品以外にも遺品の整理を検討している方は、ぜひ遺品整理業者に依頼してみてくださいね。

紹介したおすすめの業者は以下の3社です。

  • 対応の速さで選ぶなら『Growingup』
  • 丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
  • 顧客満足度で選ぶなら『Notrash』

1社に絞るのではなく比較検討するとより良い業者に依頼することができますよ。

この記事を読んでいるあなたの助力になれたら幸いです。

清野文哉
メディア編集部
不用品回収作業員歴5年

【取得免許】
・産業廃棄物収集運搬業
・古物商許可
・遺品整理士

新卒で清掃会社として4年働き、その後独立。EcoRushで「分別方法」「不用品回収の知識」など網羅的で専門的な内容についての記事を執筆しています。興味のある方は、ぜひ見てください!
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