「遺品整理で出てきた大量の衣服はどうしたらいいの?」
「多すぎる衣服の処分方法が知りたい!」
「一般ゴミで捨ててもいいのかな?」
と困っている方が多いでしょう。
遺品整理を自力でやろうと始めたはいいが、思った以上に衣服が出てきてしまい大変な思いをしている方は少なくありません。全て捨てるのであれば問題はありませんが、故人との思い出として残しておきたい方もいるはず。
そこで今回は、遺品整理の際に出てきた衣服の保管方法から処分方法6選まで紹介!合わせて遺品整理業者や依頼する際の選ぶポイントまで解説するので参考にしてくださいね。この記事を読むことで、大量にある衣服の整理方法がわかり、遺品整理を進めることができるようになりますよ。
遺品整理で衣服を処分・捨てる前に確認するべきこと
遺品整理で出てきた衣服は、形見として形見分けなどをして残しておくこともできます。そのため、処分をする前に家族への相談や故人の意志の尊重など確認するべきことがあるんですね。衣服の処分をする前に確認するべきこととして以下の3つが挙げられます。
- 家族と相談する
- エンディングノートを確認する
- 重要書類を確保する
遺品整理を行って不要なものを処分するときは、1人で判断することはおすすめできません。あなたにとっては思い出がなくても家族などにとっては大切なものである可能性があるので、処分をあなた1人の判断で行わないようにしましょう。
エンディングノートがある場合は故人の意思も確認してくださいね。
処分した後では取り返しがつかないので、エンディングノートがあれば必ず目を通しておく必要があります。また注意点として、衣服のポケットの中などには重要書類などが紛れている場合があるため、誤って捨てないようにしてくださいね。
遺品整理の衣服の捨て方・処分方法6選
「大量の衣服はどうやって処分すればいいの?」
と困っている人のために、ここでは遺品整理の衣服の捨て方・処分方法を解説します。遺品整理で出てきた衣服の処分方法をメリットデメリットで解説していくので参考にしてくださいね。処分方法は以下の6つです。
- 家族・親族に譲る
- 供養する
- 一般ゴミとして捨てる
- リサイクルショップなどで買い取ってもらう
- 発展途上国などに寄付する
- 遺品整理業者に処分してもらう
それぞれ解説していきます。
家族・親族に譲る
まず処分する前に家族や親族で必要な人はいないか確認しましょう。遺品トラブルの多くは、1人の判断で処分してしまったり、家族の同意を取らない行動が原因です。そのためあなた自身が必要なくとも、家族の誰かが必要ではないか確認をとってくださいね。
メリット
何よりも故人との思い出を捨てずにとっておけることがメリットでしょう。誰かが着ることがなくても、飾っておくことで故人の衣類を処分することなく、引き継いで貰えるので罪悪感は一切感じません。
デメリット
全員に同意を得ていれば、デメリットはありません。しかし独断で判断してしまうとトラブルの元になるので注意が必要ですよ。
費用
譲る場合費用はかかってきません。強いてあげるのであれば、贈る際の送料程度です。
供養する
供養をして手放す方法があります。故人の思い入れが強い写真をお焚き上げして供養するように、衣類もお焚き上げで供養できます。
メリット
罪悪感なく処分することができます。しかし、家族や氏族に同意を取らずに処分してしまうと、トラブルの元になってしまうので確認をしてから行いましょう。
デメリット
お焚き上げのデメリットとして、燃えるものでない場合は対応してもらえないということです。しかし、衣服であれば問題なく依頼することができるので検討してみて下さいね。郵送に対応している神社仏閣も多いので、お住まいの近くで探してみると良いでしょう。
費用
費用は5,000円から10,000円です。神社仏閣によって料金は変動するので問い合わせてみるといいでしょう。
一般ゴミとして捨てる
遺品整理といっても使わなくなった衣服は、長年自宅で保管してもホコリを被ってしまうだけです。そのため、遺品として保管するもの以外は捨ててしまいましょう。
捨てることに抵抗のある人は、写真などをとっておき思い出として残しておくのもおすすめです。
メリット
遺産整理の衣服を一般ゴミとして処分するメリットは、すぐに整理ができることです。ゴミ袋にまとめて地域の所定のゴミ捨て場に捨てるだけで回収してくれるので、もっとも簡単にできる処分方法なんですね。
そのため、遺品整理に手間や時間をかけたくない方におすすめの方法となっています。
デメリット
一般ゴミとして捨てることで、簡単に処分することができますが、誤って大切なものまで捨ててしまう可能性があります。まとめて大量の衣服を捨てる場合などは、確認を忘れてしまうこともあるため、後悔につながるケースも多いです。
取り返しのつかないミスをして後悔する事のないように注意が必要なんですね。
費用
自分で処分する場合は、ゴミを捨てるためだけなので、特別費用はかかってきません。注意点として、一度に大量のゴミを捨てる際には、自治体に相談して個別で対応してもらう必要があります。
全て処分しても数百円程度で収まるので、費用面に心配が残る人にはおすすめです。
リサイクルショップなどで買い取ってもらう
遺品とはいえ状態のいい衣服であれば、買い取ってもらえるサービスがあります。リサイクルショップやメルカリなどで販売することができるんですね。
特にブランド品などは高値で取引されているので検討してみてくださいね。
メリット
何よりも買取で得た利益を使って、遺品整理にかかった費用を回収することができます。金銭的な理由などで、費用をなるべく抑えたい方におすすめの方法なんですね。ブランド品に限らず、高値で取引される衣服もあるので検討してみてください。
デメリット
デメリットとして、商品を運搬したり、掲載したりなどの手間がかかってしまいます。また売れたとしても時間がかかり、すぐにお金が手に入る訳ではありません。そのため、ある程度時間に余裕のある人におすすめの方法です。
費用
基本的に買取サービスやアプリでの販売に費用はかかりません。しかし、メルカリなどのアプリで売れた場合などは、送料などが別途かかるので確認が必要です。売れたからといってあまりにも安価での販売は、手数料や送料で損してしまうことがあるので注意が必要なんですね。
発展途上国などに寄付する
遺品整理で不要となった衣服は、海外の発展途上国の他に児童養護施設や学校などに寄付することができます。不要となった衣服でも、海外の貧困地域の方にとっては助けになる可能性があるので、施設や学校に問い合わせてみるといいでしょう。
メリット
ただ捨てるのではなく、第三者のためになるので、亡くなった故人の方の意思を尊重することになります。あなたにとっても、故人にとっても後悔なく、不要な衣服を整理することができるんですね。
デメリット
あくまで寄付なので、申し込みから梱包など全ての工程をあなたが手続きしなければなりません。そのため、なかなか時間の取れない方などは、手間がかかってしまい困難なことがあります。時間をかけて遺品整理をする余裕のある方におすすめの方法なんですね。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理業者に依頼することで、衣服を処分する方法があります。遺品整理を専門とする業者なので、回収から清掃まで全て依頼することができるんですね。
あまりにも多すぎる衣服がある場合や、衣服以外にも遺品整理の必要がある場合は依頼を検討するといいでしょう。中には遺品整理士の資格を持たない悪徳業者もあるので注意が必要です。
メリット
遺品整理業者に依頼する最大のメリットは他の遺品も全て引き取ってもらうことができることです。衣服以外の遺品の処分も依頼できるので、遺品整理の際に出てきた重くて運べない家具・家電も全て対応してくれるんですね。
デメリット
遺品整理を行ってくれる便利なサービスですが、中には遺品整理士の資格を持たない悪徳業者がいます。基本的に遺品整理士の資格がなくても違法にはなりませんが、資格のない悪徳業者に依頼すると、高額請求などのトラブルに巻き込まれる危険性があるんですね。
そのため、HPなどで遺品整理士の資格を持っているか確認しておくといいでしょう。
費用
遺品整理業者に依頼すると費用がかかってきます。料金相場としては、下記の表のように遺品の量によって変動するんですね。
パック名 | 軽トラパック | 大型軽トラパック | 1tパック | 1,5tパック | 2tパック | 4tパック |
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 9,500円~ | 24,800円~ | 34,800円~ | 39,800円~ | 59,800円~ | 問い合わせ必須。 |
目安 | 2㎡まで家具など数点の遺品 | 3㎡までワンルームの遺品整理 | 3.5㎡まで2K・2DKの遺品整理 | 4㎡まで2LDKの遺品整理 | 7㎡まで大量の遺品整理 | 1軒まるごとの遺品整理 |
分別から回収、清掃と全ての工程を行ってくれるので、遺品整理で困っている方におすすめの方法です。しかし衣服のみの回収だと業者に依頼するのは、割高になってしまうので買取サービスなども併用して利用するといいですよ。
遺品整理の衣服を捨てる方法6選一覧表
「どれにするか決めきれない!」
と迷っている方もいるでしょう。
おすすめの方法は遺品整理業者に一括で任せてしまうことですが、すでに遺品整理をしている方にはおすすめできません。そこで6つの処分方法を、見比べられるように表にしてみました。
方法 | メリット | デメリット | 費用 |
---|---|---|---|
家族などに譲る | 遺品を捨てることなく使える | とくになし | 送料 |
一般ゴミとして処分 | 費用をかけずに処分できる | 大量の服の処分は手間がかかる | ゴミ袋などの費用のみ |
リサイクルショップなどで買取 | 遺品整理の費用を回収することができる | 販売までに時間がかかる | 販売手数料や送料がかかる場合がある |
寄付する | 不用品で困っている人が助かる | 梱包などをする手間がかかる | 送料や梱包費 |
遺品整理業者 | 靴以外もまとめて整理できる | 数点の靴だけの処分は割高 | 9500円〜 |
上記のようにメリットがあればデメリットもあるため、あなたの状況に合わせて選んでみてください。衣服以外に家具や家電などの整理も一緒に行いたい人は業者に依頼すると、別々で回収してもらうよりお得に依頼できますよ。
遺品整理の衣服処分を業者に依頼する時の選び方
衣服以外の遺品整理もまとめて行いたい方は、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。しかし上記でも解説した通り、遺品業者の中には悪徳業者がいます。
遺品を乱雑に扱ったり、高額請求をしたりと依頼するだけでトラブルに巻き込まれてしまうので、慎重に選んでいきましょう。以下の3つポイントを注意するだけでも悪徳業者か見極められるので参考にしてくださいね。
- 遺品整理士の資格を持っている
- 会社の情報が明確である
- 口コミ・評判は極端に悪くない
上記のポイントを満たしていれば悪徳業者である可能性は低いので、最低限調べてから決めるようにしましょう。依頼を検討している遺品整理業者のHPなどを見て、納得した上で依頼するのがおすすめです。
おすすめの優良遺品整理業者3選
「遺品整理業者ってどこが良いの?」
「おすすめの遺品整理業者が知りたい!」
といった方のために最後におすすめの遺品整理業者を紹介します。以下の3社がおすすめの業者です。
- 対応の速さで選ぶなら『Growingup』
- 丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
- 顧客満足度で選ぶなら『Notrash』
1社ずつ解説していきますね。
対応の速さで選ぶなら『Growingup』
事業名 | Growing up |
運営会社 | YTK株式会社 |
所在地 | 東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階 |
サービス内容 | 不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング 残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品 |
料金 | 9500円〜 |
受付時間 | 24時間対応 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
Webサイト | https://growingup-clean.net/ |
Growing upは、忙しくてなかなか時間の取れない方におすすめできる業者です。日中の対応が多い遺品整理業者の中で、Growing upは、早朝や深夜帯でも対応してくれる業者となります。
マンションやアパートなどの賃貸で生活されていた方の遺品整理は、退去までの時間との戦いも大変なポイントのひとつです。日中は仕事などで時間の取れない方でも、仕事の終わった後などに気軽に依頼できるんですね。
また当日対応や24時間いつでも予約ができるなど顧客に寄り添ったサービスを提供しているのが特徴です。遺品整理の依頼を検討されている方は下記の公式サイトでサービスの詳細を確認してくださいね。
丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
事業者名 | きれスタ |
運営会社 | YTK株式会社 |
会社所在地 | 東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階 |
サービス内容 | 不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング 残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品 |
料金 | 9500円〜 |
受付時間 | 24時間対応 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
特徴 | とにかく料金が安く、対応も丁寧 |
Webサイト | https://kiresuta.info/01/ |
きれスタは、業者に依頼することが不安な方でも安心して利用できるおすすめの業者です。人件費削減などの理由から、派遣社員やアルバイトが作業員として働いている業者もある中で、きれスタでは全スタッフが自社の正社員となっています。
どのスタッフも教育を受けてから現場に出ているため丁寧で親切な対応を受けることができるんですね。遺品整理士の資格も所持しているので、故人の遺品を丁寧に扱うことはもちろん、適切な対応を受けることができます。
また、上記の画像のように回収した物の中から再利用可能なものを海外のNPO団体に寄付する活動も行っています。故人の遺品が困っている誰かのためになるのは嬉しいですよね。
きれスタのサービス内容や詳しい料金などは下記の公式サイトから確認してみてくださいね。
顧客満足度で選ぶなら『Notrash』
事業名 | No Trash |
運営会社 | YTK株式会社 |
所在地 | 東京都豊島区池袋4-32-10 ミニービル3階 |
サービス内容 | 不用品回収・引越し・遺品整理・除菌クリーニング 残置物撤去・ゴミ屋敷撤去・法人不用品 |
料金 | 9500円〜 |
受付時間 | 24時間対応 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
Webサイト | https://no-trash.info/02/ |
No Trashは、少しでもトラブルが心配がある方におすすめできる業者です。遺品は故人との思い出の詰まった大事な品なので、一度処分を誤ってしまうと取り返しがつきません。
遺品整理業者の中には、遺品整理士の資格を持たずに不用品回収だけ行っている業者がおり、誤って大切な遺品を処分してしまったり破損させたりといったトラブルが起こりやすいです。
そんな中、Notrashは業界の中でも98.7%という驚異的な顧客満足度を誇っている業者なんですね。お客様第一の姿勢を忘れないNotrashは故人にとっても、あなたにとっても理想的なサービスを提供してくれます。
見積もりから作業完了までの流れを知りたい方は下記のサイトをご覧ください。
まとめ
今回は、遺品整理の際に出てきた衣服をどのように処分していけば良いのか解説しました。
衣服だけの遺品整理であれば、自分で整理しリサイクルショップなどで買取サービスを利用することがおすすめです。衣服以外にも遺品の処分を検討している方は、ぜひ遺品整理業者に依頼してみてくださいね。今回紹介したおすすめの業者は以下の3社です。
- 丁寧な対応で選ぶなら『きれスタ』
- 顧客満足度で選ぶなら『Notrash』
- 対応の速さで選ぶなら『Growingup』
1社に絞るのではなく比較検討するとより良い業者に依頼することができますよ。
この記事を読んでいるあなたの助力になれたら幸いです。